ハングオーバー!消えた花婿と史上最悪の二日酔い
下ネタ★★★★★
おバカ★★★★★
おすすめ★★★★★
下ネタ全開コメディ。
観る人を選ぶので面と向かっておすすめはしづらい作品のひとつ。でもハマる人はハマる。
シリーズ最初の作品で、全3作。登場人物たちの関係性は続いていくが、ストーリーとしてはどこから観ても楽しめるはず。もちろん、この1作目から観たほうが何倍も楽しい。
おおすじはサブタイトルの通りである。
独身最後の夜をパーッと楽しもう!とラスベガスに行った4人。起きたら二日酔いで何も覚えていない…。主役の花婿はいないし、ホテルの部屋もめちゃくちゃ。
この時点でぶっ飛んでいて既におもしろい。
その後ポケットの中身から記憶を辿って行くのだが、観てほしいので詳しくは書かないことにする。
この作品の魅力はなんといっても登場人物たち。
花婿とその幼なじみ2人、そして花嫁の弟(花婿の義弟)の4人。この4人のバランスがとても良い。
こんな友達が欲しいと思うこと間違いなしである。私も欲しい。
そしてこの人物たちの魅力を更に引き出しているのが、吹替え音声。
普段、映画は字幕で観る、という方も是非、ハングオーバーは吹替えで観てほしい。
違和感ゼロなのに加え、本来の役者さんの声よりもキャラクター性が際立ってとんでもなくおもしろい。
私はこの作品を観るまで、字幕至上主義だったのだが、考えを改めた程である。
吹替えもいいものだ。声優さんはすごい。
内容がおバカすぎて見落としがちだが、物語の進めかたもピカイチだ。
導入で何が起こるかをほのめかし、ストーリーが進むにつれ謎が解けていく。
最後まで主人公たちの記憶は戻らないが、最後の最後に全て説明してくれるイベントもある。謎解きと言うと大袈裟だが、お笑い要素以外もきちんとしている。
そう、内容に反してきちんとしているのだ。
ただ最後にもう一度言うが、とんでもなく下品な作品である。ので、家族や恋人なんかと観るのはあまりおすすめ出来ない。
親しい友人達とわいわい観るか、1人で何も気にせず笑い転げるかのどちらかをおすすめする。
落ち込んだ時に観るのもいい。なんだか悩みなどどうでも良くなる。
そんな最低で最高な作品。
面と向かってないので言うが、かなりおすすめです。