Fight Club
暴力★★★★★
エンターテイメント★★★★★
おすすめ★★★★★
暴力的エンターテイメント。
不眠症の冴えないサラリーマンである主人公が、男性的な魅力を詰め込んだタイラーとの出会いから、その日常を変えていく物語。
タイラーと出会い、退屈な日々から抜け出すために「痛みを欲する者」を集め、ファイトクラブを発足する主人公。
痛みこそが現実で、くだらない物に囲まれた生活はつくりものでしかない。しかも、自分ではなく社会がつくった虚像なのだと、タイラーは諭す。
徐々にタイラーの影響を受け、主人公自身も変わっていくが……。
観る時の注意点として。
この作品には暴力・SEXといった、オスとしての本能を描く部分が多々あるので、そういった描写が苦手な方にはおすすめできない映画である。
同じ理由で、家族や恋人と観るのもおすすめしない。
ちょっと刺激的な描写も多いが、エンターテイメントに富んだ作品であり、ところどころにネタが仕込んであるこの作品。
陰鬱な雰囲気のなかにコミカルな演出が光る。
最後まで観終わったら、もう一度最初から観たくなること間違いなし。
ちょっとしたイタズラ心も湧く。スローで再生してみちゃったりする。
タイラーが何者であるか明かされた時には、主人公も観ている私たちも同じリアクションをするだろう。
万人受けするとは言えないが、間違いなく名作である。
映画好きなら、触れて損は無い。
おすすめです。